 |
 |
安全工具のご紹介
平成18年10月5〜6日札幌で行われた
第43回 全国建設業労働災害防止大会に於きまして安全衛生にかかる発明、考案―顕彰基金による顕彰作品の応募にあたり、最優秀賞を受賞いたしました。
この『安全ハンマー』(パイプ杭打ち込み工具 実用新案申請済)は、現在私たちの建設現場に於いて大変活躍しております。安全かつスピーディーに、パイプ杭の打ち込み作業ができる工具です。仮囲いの建て地の打ち込み,根切り工事時の法肩の手摺、柵、斜面のパイプ手摺の建て地の打ち込みにと安全と能率アップを提供してくれています。
現場に入るときにはヘルメット、高所作業に安全帯サンダー使用時に保護メガネ、足元は安全靴と私たちが安全に作業できる製品は日々開発されておりますがパイプ杭の打ち込み作業だけは、いまだ昔のままの作業状態であります。そのためパイプ杭打ち込み作業時の怪我、ヒヤリ、ハッとすることは無くなりませんでした。
しかしこの安全ハンマーを使うようになり私の働く会社ではパイプ杭の打ち込み作業の怪我、ヒヤリ、ハッとする全ての不安をなくす事ができました。建災防で有識者の皆様に選ばれましたこのハンマーを広く普及させて頂きたいと思う所存です。
是非安全担当部所の方にこのハンマーの安全性を確かめていただきたいと思います。そして貴社下で働かれている鳶工事、根切り土工事関係社の皆様にこのハンマーの普及にご尽力いただければ幸いです。
この安全ハンマーが、今後全国の作業所に於いて労働災害防止の安全工具としてお役に立つことと信じております。私は、この道36年現役とび職職長とし現場における安全、能率アップ品質確保の製品を発明し製品化して頂き全国の皆様に使用して頂いている物もいくつかございます、鉄骨の仮置き梁の倒れ防止クランプ鉄骨梁専用壁つなぎクランプ等々が代表の製品です。私は、これからも現場の危険を無くす、能率アップ、品質確保の開発に頑張ろうと思っております。
なにとぞ、この安全ハンマーの普及にご協力お願い申し上げます。
(パイプ杭打ち工事に於ける災害0をめざして)
考案者:下茂 順一 |
|
|
 |
大ハンマーを使用してのパイプの打ち込み作業は、二人作業になり熟練した作業員でなければできない作業です。パイプを打ちそこねたり怪我、ヒヤリ、ハッとする事が減らない作業のひとつでもあります。
この『安全ハンマー』は経験の浅い人、不器用な人、そんな人でも打ち込み作業が安全で短時間で容易にできる工具として注目されています。伸び馬の使用により最長4mのパイプまで打ち込みが可能で、今まで短いパイプを打ち込み、自在クランプで縦地のパイプを抱かせるという作業も省く事ができ、資材の削減と作業の安全、効率アップという、今までにない成果をあげています。 |
|
|
 |
 |
 |
@位置決めパイプの打ち込み |
|
 |
A位置決めパイプの抜き取り |
|
 |
B打ち込みパイプを安全ハンマーに差込む |
|
 |
C位置決めパイプで開けた穴に泥詰りキャップを取り付け打ち込みパイプを差し込む |
|
 |
Dパイプの打ち込み
計画された縦地パイプに泥詰り防止キャップをとりつけ直接打ち込みすることで、在来の短いパイプを打ち込み自在クランプで縦地のパイプを取付けする工程を省け巾木の取り付け作業もスムーズに施工できるようになりました。 |
|
 |
Eパイプの打ち込み完了 ※安全性を第一に考えられた設計!
※通常2人での作業が1人で容易に出来ます!
※作業時間は今までの半分以下です! |
|
 |
 |
|
 |
 |
 |
建設業労働災害防止協会発行
2006.12 No.429
建設の安全 |
建設業労働災害防止協会発行
2006.10/5・6 in札幌 第43回 全国
建設業労働災害防止大会資料集 |
|
 |
|